第14回 崎谷直、崎谷美知恵ご夫妻(フルート奏者)

今回は、デュオ・サキタニというフルート・デュオでも多彩に活躍されている、 崎谷直さん、美知恵さんご夫妻をお迎えして、お話を伺いました!

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Q.まず、崎谷さんご夫妻はコンサート活動は勿論、NHKFMへのご出演やレコーディング、またフルートのレッスンなど、幅広くご活躍されていらっしゃいますね。

崎谷直氏(以下、敬称略):我々二人とも、武蔵野音楽大学を卒業です。東京フルートアンサンブルアカデミーのメンバーとして、国内外で演奏したり、1994年からは一年おきにリサイタルを続けていて、今年で7回目になります。1998年のブリュッセル弦楽四重奏団との共演はとても楽しい経験でしたね。1999年に全音楽譜出版社から『フルートで歌う名曲アルバム』を出版して、翌年そのアルバムのCDをリリースしました。セカンドフルートは美知恵が吹いています。
2002年にはヴィドールの『組曲』のCDに続いて、今年6月にはプロコフィエフのソナタをリリースします。
また、宇都宮短期大学と同付属高校、順心女子学園の講師、オルタフルートアンサンブル、パルナスフルートアンサンブル、平塚フィルなどアマチュアの団体の指導や、自宅での個人レッスンもしています。

Q.ご夫妻で、また同じ楽器でのデュオ…。ご一緒に活動されることにおいて、そのよいところやご苦労(?)などについて、伺いたいのですが…。

崎谷直:夫婦のフルートデュオは多くはありませんが、ニコレとかゴールウェイなんかもされていますね。奏法上でも、アンサンブルの上でも、同じ楽器ですと相手の出方が読みやすいし、音色的に違和感が大きくならないのは良い点だと思います。でも、夫婦だと、他人とのリハーサルの時よりも、もっと言葉などに気を遣わなければならないと思っています。ケンカになると日常生活に響きますので…(笑)!

崎谷美知恵:直がいるときに練習していると、ちょっと変なところがあったりするとすぐ、指摘されちゃう。練習なのに…(笑)。デュオでの合わせの時に、「今の付点、ちょっと不用意だったかな?」と思うと、もう絶対指摘される(笑)!でも、その時はムッとしても、やってみるといい結果になるので、これは良い点かも。人はだんだん、本当のことを言わなくなるので、お互いに演奏のことを本音で言い合えるのはありがたいことかもしれませんね。

Q.ご愛用の楽器について、お話いただけますか?

崎谷直:私の楽器はちょうど100年ぐらい前に作られたルイ・ロットです。吹いていると音量が少ないように感じますが、ホールで聴くとよく響いて聴こえる、と言われます。神経を使う楽器ではありますが、実に多くのことをこの楽器から教わっている、と思います。

崎谷美知恵:私は35年ほど前のパウエルを使っています。オールドといえるかもしれません。この頃はブランネンの頭部管を付けて使っていますね。直は楽器をしょっちゅう欲しがりますが、私はパウエル一筋です!(笑)

Q.ご夫妻はデュオ・ヴィガドーの川上氏、鈴木氏とも何度かご一緒されていますね。

崎谷直:川上さんとは2002年のリサイタルでウェーバーのトリオを一緒にやって頂いたのが初めでしたが、練習後の雑談などを通して、大変骨太の考えの持ち主であると感じました。鈴木さんはそのリサイタルの打ち上げの席で初めてお会いしましたが、非常に幅広い興味と知識の持ち主であることがその後のお付き合いの中で分かってきました。お話していてもとても楽しいのですが、お二人と一緒に演奏した昨年のコンサートは私自身、久しぶりに音楽する喜びを深く味わうことができた、印象深いものでした。

崎谷美知恵:様々なことについての考え方などにも、共感することが多いですね。これからもよろしくお付き合いいただきたいと思っています!

Q.最後に、今後の活動予定についてお話し下さい!

崎谷直:6月23日金曜日に津田ホールで7回目のリサイタルを致します。あと、秋には横浜、柏、宇都宮で、デュオのコンサートツアーをやります。題して、『ディオ・サキタニフルートコンサート』。今回はその三回目で、“フルートで歌う森の情景”というタイトルなんですよ。9月22日(金)は横浜フィリアホール、柏は10月22日(日)アミュゼ柏、クリスタルホール)で、それぞれ午後7時開演です(宇都宮は日時未定)。自主公演はいろいろと大変ですが、否応なく頭を使うので、怠惰な私には必要なのかもしれません(笑)。

Q.素晴らしいコンサートになることと思います!お近くの方には是非、足を運んでいただきたいですね。本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。

(*文中敬称略 インタビュー:担当S)

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